神経の症状

顕在性二分脊椎症の赤ちゃんが最初に直面する危機は、神経系(脳、脊髄、末梢神経)が侵されることです。神経系の一部が外界に露出されているので、感染や機能低下を防ぐためになるべく早期に処置しなければなりません。
一般的に二分脊椎症では、神経のいろいろなレベルで問題が起こります。個々の電話線、すなわち脚や膀胱や腸の末梢神経は、背中の変形とからんでおり、発達の過程で失われたり、破壊されたりします。脊髄の先端に近い神経ほど、侵されやすく、機能を失いやすいのです。不幸にも、膀胱や腸に通じる神経は、脊髄の先端から出ているので、ほとんどの場合、機能が失われてしまいます。次に脊髄から出る神経は、脚や足首、ふくらはぎ、ひざ、太もも、おしりなどを支配するもので、しだいに体の上方へ移っていきます。二分脊椎症はその範囲が広がれば広がるほど、脊椎レベルが高くなれば高くなるほど、機能の消失はひどくなります。しかし、上肢が侵されるほどひどいものは、めったにありません。